現代の科学と技術/現代科学技術論 2006年度後期

シラバス

授業の目標・内容

 現代における科学と技術の発展動向を全体的および分野別に分析し、今後の技術発展に関する課題およびそれに対処するための基礎的な知識を習得することを目的とする。科学と技術の、現代社会との関連を総合的に理解するために、個別の分野における歴史的発達のプロセスを具体的に分析するとともに、科学と技術に関する重要な課題、問題について検討する。

授業計画

  1. 現代における科学と技術:分析の視点
    • 科学と技術に関する概説。現代社会における科学と技術。
  2. 現代科学技術発展の歴史的構図
    • 20世紀以後の歴史と科学・技術のかかわり。科学・技術の高度化と普及のプロセス。
  3. 技術展開分析各論―エレクトロニクス
    • トランジスタと集積回路の発明。小型化・高性能化・低価格化のための技術と大量生産。
  4. 技術展開分析各論―通信とコンピュータ(1)
    • 電信・電話技術の発達と通信工学。ソフトウェア産業と経済。
  5. 技術展開分析各論―通信とコンピュータ(2)
    • 日米における計算機ネットワークの発達。コンピュータの発達と普及。個人情報とプライバシー。
  6. 知的財産権と技術開発
    • 知的財産権。発明と特許に関する問題。ソフトウェアに関する問題。
  7. 技術展開分析各論―自動制御とロボット
    • イギリス産業革命以後の自動制御技術。産業用ロボットによる生産工程の変化。
  8. 技術展開分析各論―宇宙開発と戦後の世界
    • 巨大プロジェクトとしての宇宙開発。冷戦期の宇宙開発と現在そして将来の展望。
  9. 技術展開分析各論―生命と医療
    • 進化論と優生学の歴史的展開。遺伝子構造の解明とゲノム解析の発展。ヒト由来情報と倫理的課題。
  10. 科学・技術と地球環境問題
    • 工業の発展と公害。地球規模の環境破壊。持続可能な開発
  11. 現代の科学と技術の倫理的社会的課題
    • 技術開発にかかわる企業と技術者の倫理。市民と技術のかかわり。
  12. 討論(以下同じ)

授業の方法

 科学と技術を現代史の中における位置付けを知り、科学・技術の分野ごとに社会との関連を探求する。高校理科の延長ではなく、歴史的・社会科学的な内容であるが、科学や技術に対する理解を深めることにより、科学者や技術者とともに現代社会の抱える問題を解決できるようになることを重視する。学期試験としてのレポートは、資料をもとに論理を組み立てるトレーニングと考えて取り組んでほしい。

成績評価の方法

  • 毎回の授業における簡単な課題提出(30%)、および学期試験としてのレポート提出(70%)によって評価する。
  • レポートは根拠となる資料をよく読み、具体的に書くこと。論題は授業中に示し、説明する。

教科書・参考書

  • 教科書:なし(毎回の授業でプリントを配布する)
  • 参考書:授業中に指定する文献

関連する科目

 理工学の専門的知識は必要としない。意欲的な取り組みと授業における積極的な発言や討論への参加を期待する。

過去の情報


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Last-modified: 2009-05-20 (水) 19:07:24 (3078d)