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	<title>Katsunori Tanaka&#039;s Blog &#187; 図書館</title>
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	<description>田中克範のブログ</description>
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  <title>Katsunori Tanaka&#039;s Blog</title>
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		<title>大学における学生のレポート・論文</title>
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		<pubDate>Wed, 24 Jun 2009 12:29:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>common</dc:creator>
				<category><![CDATA[図書館]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>
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		<description><![CDATA[卒論・レポートの書き方・ポータルサイト＠卒業論文というところを見た。 とりあえず、ダメ出し。 プロの論文を見ようというページで紹介されているプロの論文であるが、これを卒業論文として提出しても0点であろう。これは「プレゼン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>卒論・レポートの書き方・ポータルサイト<a href="http://www.mycon10ts.com/" target="_blank">＠卒業論文</a>というところを見た。</p>
<p>とりあえず、ダメ出し。</p>
<p><a href="http://www.mycon10ts.com/tips_091.htm" target="_blank">プロの論文を見よう</a>というページで紹介されている<a href="http://www.jipdec.jp/chosa/gavanance9903/IT_kakumei/IT_kakumeimain.htm" target="_blank">プロの論文</a>であるが、これを卒業論文として提出しても0点であろう。これは「プレゼンテーション用スライド」であって論文ではないこと、そして個人の単独執筆によるものでなく無記名であること、という2点がその理由である。</p>
<p>まず、「論文ではない」という点であるが、論文とは文章を中心に構成するものであって図表類はそれを補うために用いられる。しかし、この「プロの論文」は、Microsoft PowerPoint で作成されており、おそらく執筆者自身も論文とは考えていないと思われるのだが、図表類が中心になっている。このようなものは、プロジェクタで投影しながら発表するための資料であって、論文とは呼ばない。</p>
<p>それから、大学における卒業論文や授業でのレポートは個人を評価するものであるから、原則として単独で執筆する。ところが、ここで紹介されているものは、</p>
<blockquote><p>
通商産業省機械情報産業局（電子政策課）<br />
アンダーセンコンサルティング
</p></blockquote>
<p>という組織名によるもので、概要編に担当者の姓のみを含む連絡先が書かれているばかりである。そして本編には組織名さえ書かれていない完全無記名である。内容はどうであれ、執筆者の氏名が書かれていなければ0点である（現実には注意されて書くことになるであろうが）。ついでに社会人の常識として、公的な文書に記載する会社名は「アンダーセンコンサルティング」という略称ではなく、「アンダーセンコンサルティング株式会社」と正式名称を用いるべきである。</p>
<p>つづいて<a href="http://www.mycon10ts.com/tips_121.htm" target="_blank">ネット時代のお作法</a>というページについて。日本には「著作権保護法」という法律は存在しない。明らかに<a href="http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html" target="_blank">著作権法</a>のことを指しているはずなのだが、このページの執筆者はどのように調べたのか不思議である。著作物の盗用がルール違反なのはネット時代以前から同じことであるが、このページで紹介されているように、盗作に対しては相応のペナルティが課せられることを肝に銘じておくべきなのは確かである。</p>
<p>ところで、このページでは引用をオリジナルの文献から一字一句とりだす quotation のようにとらえているようである。引用符 (quotation mark) で括る、あるいは字下げ (indent) によって引用した部分を明示する（そのため HTML には blockquote というタグが用意されている）などのことは必要である。それはそれでいいのだが、参考文献からいちいち文章を抜き出さず、</p>
<blockquote><p>○○は△△について××との見解を示している[文献番号]</p>
<p>（論文末尾に番号付きの文献リスト）
</p></blockquote>
<p>というような形での参照も含めた citation について知っておいたほうがよい。いずれにしても、オリジナルの文献が特定できるようにしておかなければならない。LaTeX に cite というコマンドがあるのはだてではないのである。</p>
<p>さらに、<a href="http://www.mycon10ts.com/tips_122.htm" target="_blank">ネット時代の正しいパクリ方（メタパクリ法）紹介</a>とあるが、論文は自分の書きたい道筋で書けばよいのであって、「メタ化」という作業自体がむしろ面倒なのではないだろうか。あまり参考にならないページだと思う。</p>
<p>それにしても、引用と盗用の区別ができない社会人がいる。それから、著作者に無断で引用することがいけないと勘違いして、自治体議員の海外視察報告書に「無断引用」があったというような見出しをつけて記事を書く新聞記者もいる（実際は引用ではなく盗用、あるいは丸写し）。例として、<a href="http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/1296" target="_blank">ググってコピペして海外視察報告書</a>（奥村晴彦）など、「無断引用」でググってみればわかるが、<a href="http://ja.wikipedia.org/" target="_blank">ウィキペディア</a>や学術論文などからの盗用が「無断引用」と呼ばれていることは珍しくない。</p>
<p>最後のダメ出し。<a href="http://www.mycon10ts.com/tips_124.htm" target="_blank">有罪？無罪？パクリの程度別判定</a>というページにある、「パクリの程度」が</p>
<blockquote><p>一部の章や項目だけ他人のレポート・論文をコピペし、表現や助詞を多少変えて（「は」を「が」に変換等）引用を明示しなかった
</p></blockquote>
<p>というのを「グレーゾーン」としている判定表が載っているが、これはグレーゾーンではなくアウトである。</p>
<p>以上であるが、別のサイト<a href="http://www.reportreport.jp/" target="_blank">レポートレポートJP</a>を見ると、ここにもやはり<a href="http://www.reportreport.jp/pages/tutorial4" target="_blank">レポートのパクり方</a>として、前掲のサイトとほぼ同一内容の「メタパクリ法」が掲載されている。＠卒業論文とレポートレポートJPのどちらがパクり、パクられたのか不明であるが、このようなパクリはアウトであろう。あるいは、＠卒業論文のサイトにレポートレポートJPへの<a href="http://www.mycon10ts.com/hc_tips.htm" target="_blank">入口</a>があるので、互いに関連性の強い組織が運営しているのかもしれない。</p>
<p>レポートレポートJPで他人のレポートを読むこと自体は別にかまわないが、「メタパクリ法」によらないのであれば、さまざまな大学のウェブサイトで公開されている卒業論文・学位論文などへのアクセスはさほど困難ではないし、所属している大学の附属図書館（利用可能であれば近隣の大学附属図書館、比較的大規模な公共図書館）の蔵書・電子化文書のほうが参考文献として有用なものが多いと考える。</p>
<p>追記（2009年7月9日）<br />
「プロの論文を読む」ということで，いくつかの論文を紹介した．<br />
<a href="http://common.dendrocacalia.org/blog/archives/489" target="_blank">プロの論文を読む：ソフトウェア工学編</a><br />
<a href="http://common.dendrocacalia.org/blog/archives/497" target="_blank">プロの論文を読む：経営学・組織論編 </a><br />
<a href="http://common.dendrocacalia.org/blog/archives/509" target="_blank">プロの論文を読む：信頼性工学編</a><br />
<a href="http://common.dendrocacalia.org/blog/archives/511" target="_blank">プロの論文を読む：憲法学編</a></p>
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		<title>真理がわれらを自由にする</title>
		<link>http://common.dendrocacalia.org/blog/archives/36</link>
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		<pubDate>Fri, 05 Jun 2009 16:35:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>common</dc:creator>
				<category><![CDATA[図書館]]></category>
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		<description><![CDATA[羽仁五郎は無神論者でありながら、キリスト教式の結婚式を挙げている。うたがうひとは羽仁説子『妻のこころ』（岩波新書, 1979年）をみよ。たしかに現在の自由学園明日館で式を挙げているのがわかるであろう。同時に、無神論者であ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>羽仁五郎は無神論者でありながら、キリスト教式の結婚式を挙げている。うたがうひとは羽仁説子『妻のこころ』（岩波新書, 1979年）をみよ。たしかに現在の<a href="http://www.jiyu.jp/" target="_blank">自由学園明日館</a>で式を挙げているのがわかるであろう。同時に、無神論者である彼が聖書に親しんでいたということにも言及されている。</p>
<p>羽仁五郎は冷静に議論したい人物であるが、まずは東京学芸大学の<a href="http://www.u-gakugei.ac.jp/gakucho/washiyama/index.html" target="_blank">鷲山恭彦学長</a>が、かつて附属図書館長に就任した時の文章を読んでみたい。<a href="http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO005.html" target="_blank">国立国会図書館法</a>の前文に触れて書き出されているのだが、国立国会図書館の本館を訪ねるとわかるように、蔵書受渡カウンターの上に、日本語の「真理がわれらを自由にする」と、ギリシャ語の「Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ」が並んで刻まれおり、日本語文は国立国会図書館法前文の冒頭にある言葉である。</p>
<blockquote><p>12年前、南西ドイツの町、スイスとの国境近くにあるフライブルク大学で４ヵ月の研究生活を送ったとき、図書館のベランダに出ると通りを隔てた大学の赤みがかった建物の壁に「DIE WAHRHEIT WIRD EUCH FREI MACHEN」（真理は汝等を自由にする）と刻んであるのを見つけた。ははん、ドイツ留学の経験をもつ羽仁さんはこれに触発されたのだな、と思った。（鷲山恭彦, 「真理は我らを結びつける」－図書館長の就任挨拶にかえて－, <a href="http://library.u-gakugei.ac.jp/lbhome/news/TGULNv28n1.pdf" target="_blank">東京学芸大学附属図書館報, Vol.28, No.1</a>, 1999年6月.）</p></blockquote>
<p>たしかにそうだったのであろう。そして、国立国会図書館のウェブサイトにおいても<a href="http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/shinri.html" target="_blank">真理がわれらを自由にする</a>というページを設けて、次のごとく自らの使命として述べている。</p>
<blockquote><p>この言葉は、法案の起草に参画した羽仁議員がドイツ留学中に見た大学の銘文に由来し、その銘文は、新約聖書の「真理はあなたたちを自由にする」（Η ΑΛΗΘΕΙΑ ΕΛΕΥΘΕΡΩΣΕΙ ΥΜΑΣ　ヘー　アレーテイア　エレウテローセイ　ヒュマース　ヨハネによる福音書8:32）に由来するといわれています。</p></blockquote>
<p>ここで真理という言葉のニュアンスが、聖書におけるものとはやや異なっていることに気をつけたい。日本国憲法のもとで設立された国立国会図書館は宗教との関係をもたないはずであるが、新約聖書における真理とはキリスト教的な意味を当然もっている。国立国会図書館法前文と新約聖書の言葉の上での違いは、真理によって自由になるのが「われら」であるのか「あなたたち（訳によっては「汝等」）」であるのかという点にすぎず、国会図書館内に刻まれたギリシャ語による表現では新約聖書原文との違いが<a href="http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000025148" target="_blanK">まったくない</a>。</p>
<p>羽仁五郎がドイツに留学したのは1922年である。それに先んじて1921年には羽仁もと子・吉一夫妻によって<a href="http://www.jiyu.ac.jp/" target="_blank">自由学園</a>は設立されていたし、羽仁五郎もそのことを知っていたように思われる（ちなみに、黒柳徹子の母校である自由ヶ丘学園、後のトモエ学園とは無関係である）。自由学園という校名の由来は、まさに議論しているヨハネによる福音書8:32にほかならない。羽仁五郎の留学前後における意識の変化はあったのか、あったとすればどのようなものだったのか。この点を追究することが一つの課題となるであろう。</p>
<p>さて、ドイツの大学において聖書のこの言葉がどのように解釈され、碑文に刻まれるようにまでなったのかということは、ドイツにおける学問の理念と密接な関係をもつことを意味するであろう。この碑文がいつ、どのようにして刻まれたのかを調べる必要があるうえ、神学的にきちんとした議論をここで展開することは私には難しいが、宗教と学問との関係を無視することは科学社会学的な観点からできない（たとえばマートンのテーゼ）。ひとまず、手元にある新共同訳の聖書で、この言葉の前後を引用しておこう。</p>
<blockquote><p>ヨハネによる福音書 8章</p>
<p><span style="color: #00ffff;">31</span>イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。<span style="color: #00ffff;">32</span>あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」<span style="color: #00ffff;">33</span>すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今まで誰かの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」<span style="color: #00ffff;">34</span>イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。<span style="color: #00ffff;">35</span>奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかなが、子はいつまでもいる。<span style="color: #00ffff;">36</span>だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。<span style="color: #00ffff;">37</span>あなたたちがアブラハムの子孫だということは、分かっている。だが、あなたたちはわたしを殺そうとしている。わたしの言葉を受け入れないからである。<span style="color: #00ffff;">38</span>わたしは父のもとで見たことを話している。ところが、あなたたちは父から聞いたことを行っている。」（新共同訳聖書, 日本聖書協会, 1987, 1988年）</p></blockquote>
<p>この後、19章でイエスはついに十字架にかけられて処刑される。そこへいたるまでのイエスの言行が記されているが、この部分を読むだけでも平穏な状況とは考えられないものである。</p>
<p>ところで、そのフライブルク大学のウェブサイトで、このような文書を見つけた。もう一つの課題を解決するための資料になりそうな文書である。</p>
<blockquote><p><a href="http://www.freidok.uni-freiburg.de/volltexte/2091/" target="_blank">Gerhard Kiser, <em>Die Wahrheit wird euch frei machen: Die Freiburger Universitätsdevise – ein Glaubenswort als Provokation der Wissenschaft</em></a></p></blockquote>
<p>いずれにしても、この時代のドイツにおいて、キリスト教を信仰することと科学の研究が矛盾するものではなく、神が創造した世界を探求する、ということに意義を見出すことに不自然さはなかったといえよう。</p>
<p>羽仁五郎に話を戻すと、彼は留学中にドイツ共産党の機関紙<em>Die Rote Fahne</em>を購読していたことを自著で明らかにしているが、1931年にロンドンで開催された第二回国際科学史学会における Болис М. Гессен の講演（秋間実、稲葉守、小林武信、渋谷一夫訳『ニュートン力学の形成　「プリンキピア」の社会的経済的根源』法政大学出版局, 1986年）のはるか前、1924年に日本へ帰ってきた。そして1926年、前述の『妻のこころ』冒頭で描かれている結婚式を挙げたのである。羽仁五郎の思想について研究の余地は十分にあるが、彼の唯物論（あるいはマルクス主義）とキリスト教に対する考え方は、微妙なバランスを保ちつづけたのではないだろうか。</p>
<p>以上、日本で初めて大学における技術史教育に取り組んだ東工大の山崎俊雄名誉教授（故人）の蔵書の中に、『中井正一全集』全4巻, 美術出版社, 1964-1981年というものがあるのに気づいて考えをめぐらせた次第。中井正一は国立国会図書館の初代副館長をつとめた美学者である。</p>
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